札幌市白石区:障害者グループホーム「ふぁんふぁん」のスタッフさんを対象にした研修会で講師を行いました。

自立サポートセンター ゼロイチ
センター長 成田 智弘

先日、白石区の障がい者グループホーム「ふぁんふぁん」の支援者さんを対象とした研修で講師をさせていただきました。

研修では、私が考えたスリーライン支援法をベースにした「入居者さんとの接し方について」という内容でお話させていただきました。

質問コーナーでは、参加者の方々から「入居者さんから求められる要求に対して支援者はどこまで対応するべきか?」という様な内容が挙げられました。

そのため、支援者が利用者の訴えに応える事の限界や、スリーライン支援法のうちの1つとして挙げている「社会性が育つ支援」を例にして枠組みを持って支援を提供する事の大切さ等を振り返りました。

人は、された様に育ちます。相手の要求のままにこちらが応じてしまうと、その関係の流れが強化されていきます。親が子から要求されるままにお金や物を与えていくと、その関係性の流れもどんどんエスカレートしていきます。

ひきこもり状態になっている子を持つ親子の関係を見ていると、その様な関係性の悪循環に陥っていると感じるケースに出会います。そんな時は、その関係性の流れを変える必要があります。

ただ、親子だからこそ、様々な感情が沸き起こり言いたい事を言えない関係に陥っている親子も多く存在します。そんな親子の関係性の流れを変えるためのお手伝いをする事も、当センターの役割と感じています。