自立サポートセンターゼロイチ
センター長 成田 智弘
とある専門学校の福祉科にて、通年の非常勤講師を行っております。担当している科目は、
カウンセリングです。
前回のプログでのお伝えしましたが、私が担当しているこの授業では、知識を詰め込む(頭を使う)事が中心ではなく、生徒さんが感情(気持ち)を表出することができる雰囲気・環境になる事を大切にしています。
そのため、私が教壇に立つ事はしません。私も生徒さんと一緒に机をつなげた輪の中に入って一緒に、「聴き合い」・「伝え合い」に参加しています。
生徒のみなさんが、日々感じている気持ち等を語ってもらい、その内容を心理の理論に繋げていく体験型の授業にしています。

授業では、規定の教科書と共に私が作った上の参考テキストも活用します。
1回目の授業でも、これまで同様に、机を繋げて講師の私も生徒さんと一緒に語り合い、聴き合う
スタイルで時間を共にしました。1日目から4コマ続きという事で、講師も生徒さんも飽きない様な内容となる様、事前に準備を行いました。1日目の講義では、以下の内容で事業を実施しました。
◎1時間目:オリエンテーション(自己紹介、ゼロイチにゃんズ相談員も同席紹介)
◎2時間目:私が発明した「そば、うどんゲーム」(会話でお互いを理解するゲーム)
◎3時間目:児童文学の絵本をみんなで読む(児童文学モモからカウンセリングを理解)
◎4時間目:教科書からストレスチェックを実施し、日頃のストレスについて語ってもらう。
こんな感じでやっています。2日目の講義で教室に入った際、私から生徒さんに「今日も緊張して来ましたよ」と伝えたところ、生徒さんたちから「私たちは楽しみにしていました」という様な言葉をもらいました。
この日も、生徒のみなさんから、日々の暮らしや学校生活で感じている事や悩み等が語られました。後半は、実習に向けて「聴く」の体験をしてもらいました。
生徒さんから「とてもためになりました」という言葉をもらう事ができました。