江別市の友愛記念病院(相談室)相談員さんを対象に、研修会の講師を行いました。

自立サポートセンターゼロイチ
センター長 成田 智弘

先日、江別市の友愛記念病院相談員の方々を対象にした研修会で講師をさせていただきました。病院内の業務が落ち着く時間帯での開催希望があったため、夕方からの研修となりました。

こちらで準備した資料とお菓子を用いて、グループワーク形式で和気あいあいとした雰囲気の中でスタートしました。

研修では、私が考えた「スリーライン支援法」に加え、事前に依頼があった虐待防止についての内容を話させていただきました。

質問コーナーでは、職場で起きる他部署との連携の難しさに加え、家族関係での悩みに関する話題も挙がりました。

そのため、人間関係の距離感(家族間など、関係が近ければ相手の話は聴けなくなる)や、個々の価値観の違い(自分と他者の区別)などについてお話させていただきました。

こんな風に「コミュニケーション」などについて講師を務める私ですが、実は家で妻の話を丁寧に聴く事はできませんし、母の話も丁寧に聴けません。

関係が近いとそうなりがちです。皆さんは、身近な人の話を丁寧に聴く事ができていますか。講師を務めながら、妻や母とのコミュニケーションについて反省する私です。

近しい人の話を聴く事は難しいからこそ、家族以外の第3者「丁寧に聴ける人」の存在が必要になります。ゼロイチの支援者である私は、家族以外の第3者として相談者の方々の話を丁寧に聴かせていただきたいと改めて感じます。