自立サポートセンター0→1(ゼロイチ)
センター長 成田 智弘
先日、札幌市豊平区の障がい者就労継続支援B型事業所「イロハ」の支援者さんを対象とした研修会で講師を行いました。
イロハさんでの研修は前月に続き今回が2回目となりました。会場に着くと、障がい者グループホームのスタッフさんにもオンラインで繋がっている環境となっており、オンラインでも複数名参加する形となりました。
初回の研修では、私が考えた「スリーライン支援法」を紹介させていただきました。2回目となった今回は、研修に参加している方々が日々の現場で抱える想いを語ってもらう中で、スリーライン支援法の関りを体験してもらう事に重点を置きました。
参加者の方々から支援を行う中で感じている葛藤等が語られたため、「自分を語る」「相手の話を聴く」という過程を通して、話し手の人が自分を整理(自分に気付く)していく体験をしてもらいました。参加者の方々から次回の研修の依頼をいただけたので、次回も研修を継続する事となりました。
私たちは悩んでいる人から「どうしたらいいでしょうか?」などの言葉をもらうと、つい自分の中にある「回答」を相手に伝えたくなってしまう事があります。
相談を受けたこちら側が「こうした方が良いと思う」と伝えても、悩んでいる人は既に私たちが提案した回答を頭では理解しているという事が多くあります。「わかっちゃいるけどやめられない・どうにもできな」という状態が人間の姿です。 ゼロイチでは、ご相談者様やご家族の「わかっちゃいるけどやめられない・どうにもできない」という状態や想いから丁寧に聴かせていただいております。