<隙間で苦しむ人々>

自立サポートセンターゼロイチ

                     センター長 成田 智弘

私は以前、精神保健福祉士として精神科病院に勤務していた時期があります。病院組織の中では職員が介入できる範囲が決まっており、その範囲外の内容になると病院以外の別機関やご家族に介入をお願いする場面が出てきます。

例えば、精神の状態が悪化しているにもかかわらす、自宅にひきこもり健康状態が心配な場合があります。親もその状況を見兼ねて何とか息子に病院を受診してもらおうと試みますが、息子は拒否して病院受診に至りません。親は病院に相談しますが、病院からは「息子さんを病院に連れて来たら診察します」と返答されます。そんな時、親としては「連れて行く事が出来ないから困っているのに」と言葉にされます。

息子が親に対して暴言・物を投げつける・物を破壊する等の状態のため、親は息子に恐怖を感じて警察などの機関に連絡をして協力を求めても、他者に危害などを加えていない状況であれば、具体的な協力は得られない結果になる事も多く存在します。

役所などの行政機関は多種・多量の業務を抱えており、ひとつのケースに多くの時間を費やしにくい現状があります。

また、医療機関や保険制度上のサービスは決められた枠組みに伴う縛りがあり、申請・契約などにも時間が必要なため、必要な時に必要な量のサービスを受けられない場面も多く存在します。

私たちの事業「自立サポートセンターゼロイチ」は、本来必要な対応を受ける事が出来ずに困っている方々のサポートを行うために立ち上げた事業です。

相談者様はもちろん、対象となっている方の状況や気持ちも丁寧に確認しながら、問題点の整理・解決の手伝いをさせていただきます。